【産業動向】中国市場AIチップ出荷上位9社 華為が首位エヌビディア急追 2025年
2026-04-07 09:56:08
台湾の大手経済紙『工商時報』は2026年4月3日付で、中国市場における2025年のAI(人工知能)チップ出荷で、米エヌビディア(NVIDIA)がシェア55%で首位を守ったが、中国国産AIチップ出荷の約半分を占めた2位の中国ファーウェイ(Huawei=華為)がシェア20%で、エヌビディアを急速に追い上げていることが、調査会社IDCの最新レポートで分かったと報じた。
工商時報によると、レポートでIDCは、2025年以降、中国各地におけるAIデータセンターの建設ラッシュが、国産チップに広範な用途を提供していると指摘。政策面での後押しも、国内AIチップサプライヤーのシェア拡大を支えているとした。
IDCによると、2025年の中国市場におけるAIチップ出荷量は約400万枚で、うちエヌビディアは約220万枚、シェア55%で首位だったが、かつて約9割を占めていた支配的地位からは大きく後退した。
これに対し、地場中国系は合計約165万枚、シェアは4割超だった。うちファーウェイは、「昇騰(Ascend)」シリーズの好調な需要にけん引され、2025年の出荷は81万2000枚、シェア20%で2位だった。ファーウェイについてIDCは、「MindSpore」や「CANN」といったソフトウェア基盤を含むフルスタックエコシステムを構築し、エヌビディアの「CUDA」に類似した開発環境を整備することで、ユーザーの移行コスト低減を図っていると評した。
3位は中国アリババ(Alibaba=阿里巴巴)傘下のT-Head(平頭哥)で、出荷量は26万枚超、シェアは6.6%だった。4位は米AMDで約4%、中国バイドゥ(Baidu=百度)のKunlunxin(昆侖芯)と中国Cambricon(寒武紀)が約11万6000枚、シェア2.9%で5位に並んだ。